茨城県ひたちなか市にある
放課後等デイサービス 子ども元気塾 様
職員向けの研修としてプロソーシャルを実施しました。
※ 今回の報告は元気塾様に了解をいただいています。
日時:2024年3月7日(水)10:30~11:30
参加者:9名
【内容】
・お互いに自己紹介
・気持ちを落ち着けるエクササイズ(グラウンディング)
・傾聴エクササイズ(アクティブリスニング)
・「子どもに関わる職員として何を大切にしているか」を共有(ACTマトリクス ‐ CDP1)
傾聴エクササイズの様子
勤務時間中はお互いの話に
じっくりと耳を傾けるのは難しいものです。
傾聴エクササイズでは
1人が二分間話しつづけます(話し手)。
その間、もう一人はとにかく話を聴きます(聞き手)。
その後、聞き手は1分間で相手の話を要約して返します。
「子どもに関わる職員として何を大切にしているか」を共有
このエクササイズでは心理療法ACTの
ツールの一つ「ACTマトリクス」を利用しました。
お互いに「職員として大切にしていること」と
それを実現するための具体的な行動を明確にしました。
一度、仕事についてしまうと
自分が何を大切に仕事をしているのか
見失ってしまったり
他のメンバーと共有せずに
過ごしてしまうことは少なくありません。
それがメンバー間の葛藤を生むことになります。
こうしてお互いに共有することによって
メンバー同士の理解を深めていきます。
【参加者の感想】
「意識が少し変わった」
「
など、ポジティブな意見を多くいただきました。
【尺度の結果】
参加者の皆さんには短時間で負担の少ない
自尊感情尺度に回答していただきました。
結果は以下の通りです。
ローゼンバーグ自尊感情尺度日本版 桜井茂男(2000) ローゼンバーグ自尊感情尺度日本語版の検討,発達|臨床心理学研究 第 12巻
事前と事後を比較すると
全体的な自尊感情尺度は向上しました。
個別に見ると
大幅に上げた方がいる一方で
若干、数値を下げた方もいらっしゃいました。
標準偏差が大きくなっていることから
やや不快な体験をした方と
大きくポジティブな体験をした方に
分かれたのかもしれません。
【まとめ】
・短時間の研修でもグループの協調性を高める可能性がある。
・ポジティブ・ネガティブな体験をした場合でも、自分自身を見直すきっかけになる。
チームの意識を高めたい、そんな時はご相談ください。